BTOパソコンはどうして安いといわれるのかについてですが
結論から言えば、パソコン以外で人件費や固定費などを極限まで削っているからというのが本当のところです。
パソコンのカスタマイズ方法には
「メーカーパソコン」「自作パソコン」「BTOパソコン」の3つ。
その中で最も自由度が高いといわれるのが
「自作パソコン」「BTOパソコン」です。
本記事では、BTOパソコンのメリットやデメリットと
どうして安いのかについてお伝えします。
また、自作パソコンとどちらがお得かというのも
紹介していきましょう。
BTOパソコンはなぜ安いのか？
BTOパソコンが安い理由としては
固定費を削減しているからということが挙げられます。
他にも人件費も極限に削っているからこそ
低価格で販売が可能となっているのです。
BTOパソコンと言えば「パソコン工房」「ドスパラ」などが
パッと頭に思い浮かぶ人も多いかもしれません。
ですが、BTOパソコンを買うことができるのは
パソコンメーカーでも買うことができるのです。
ただ、メーカーの場合はオンライン注文がメインが多いですね。
製造工場から直売しているようなパソコンメーカーは
BTOパソコンの値段が安い場合が多いといえます。
BTOパソコンメーカーのように、受注生産をすれば
在庫を抱える必要がありませんし効率よくコストダウンも可能です。
BTOパソコンメーカーは仕入れの方法が全く違う
BTOパソコンメーカーは専用の仕入れ先を持っていて
ユーザーのニーズに適したパーツを大量に仕入れることができます。
強いレノボ数が多ければ多いほど
製品単価は安くすることもできるのです。
また、人気のあるパーツを大量に発注することで
利益を回収することができるようになっています。
その理由としては、やはり買う側の人間の目的が決まっていて
ほしいパーツを大量日発注することで成果を上げているからでしょう。
よく売れるパーツを大量に入荷させれば
大量にパソコンは売れますから儲かるということでしょうね。
家電量販店の場合はパソコンの利益を回収するために
低スペックでも10万円を超える場合がほとんどです。
パソコンの購入先を家電量販店とBTOパソコンメーカーで迷ったら
コスパの高いBTOパソコンメーカーを利用することを筆者は強くお勧めします。
BTOパソコンはソフトや機能が絞られている
BTOパソコンは、ソフトや機能が最低限に絞られています。
なので、関電量販店で販売されているパソコンと比べても
値段が安いといえるのです。
家電量販店ではオフィスソフトが入っているケースもありますが
BTOパソコンの場合は単品で別に買う必要があります。
BTOパソコンのメリット
BTOパソコンのメリットでは
自由度が高いということが挙げられます。
確かに、自分で最初から作る自作パソコンも選択肢の幅が広く自由度が高いですが
BTOパソコンもメーカーパソコンと比較すると、自由度は高いほうになるのです。
BTOパソコンならCPUや今主流になっている
M.2SSDなどを選択できますし容量なども自由に設定が可能。
ほかにも、高機能なパーツを組み合わせることで
ハイスペックなパソコンにすることもできますね。
BTOパソコンは各部品をメーカーが取り付けてくれるので
取り付けに自信がない人には最適だといえるでしょう。
また、動作保証もついているので
メリットはそれなりに大きいといえます。
とはいえ、出荷前に動作確認をしているはずなので
自宅に届いた新品のBTOパソコンが動作しないというのは本当にまれなケースでしょうね。
自作パソコンと違い、BTOパソコンは動作しない場合は
保証で何とかできるので、底が自作パソコンとは違うところといえます。
BTOパソコンには無駄なアプリがない！
筆者も何度かBTOパソコンを買っていますが
無駄なアプリがない場合がほとんどです。
たとえば、オフィスソフトを使用しないという人の場合は
オフィスソフトがあっても使わないので無駄になるでしょう。
BTOパソコンには、そうした無駄がないのです。
さらにいえば、アプリによってはメモリの容量を圧迫する可能性もあるので
スペックが高くないパソコンなら致命的になります。
たしかに、後から削除も可能ですが
使わないソフトは最初からないほうが不要な手間がかからなくて良いと思います。
BTOパソコンのデメリット
BTOパソコンの失敗例で
知識があまりない状態で買ってしまうことです。
たとえば、CPUやハードディスクやメモリなど
ハード部分についてある程度カスタマイズが自分でできるレベルなら
コスパの高い買い物になる可能性が高いです。
しかし、知識がないままBTOパソコンを買ってしまうと
その旨みを活かしきれずに、性能が低いパソコンを手に入れてしまう危険も考えられます。
フロンティアの例で言えば、BTOパソコンはベースとして
一番安いモデルから値段の高いハイパワーモデルがラインナップされています。
一番安いモデルでも、カスタマイズが可能なのも
フロンティアの魅力といえますね。
ただ、値段が安いからと言って目的にそぐわない状態で買うと
絶対に後悔してしまうでしょう。
たとえば、オンラインゲームをプレイしたいというなら
適切なグラフィックボードが取り付けられていることを最優先に考え
カスタマイズするようにしたほうが良いのです。
値段が安い状態のBTOパソコンはグラフィックボードが
搭載されていない可能性もありますし、性能が低いかもしれません。
メーカーが公開しているスペック表を見て
目的のゲームがプレイできるかを確認したほうが良いかもしれませんね。
フロンティアでは使用目的に応じたセット販売もしているので
多少値段が高くてもそちらを買うほうが良いでしょう。
つまり、BTOパソコンはパーツに関しても多少は知識があったほうが
目的に適したパソコンを手に入りやすいということになります。
自作パソコンの特徴
自作パソコンは、その名の通り自分で必要なパーツをそろえて
最初から組み上げていく自分専用のオリジナルパソコンを言います。
パーツ、PCケース、OSのセットアップも含めて
すべて自分でそろえてカスタマイズしていくのです。
なので、選択肢は無限大。
パソコンに関する知識は、かなり必要でしょう。
BTOパソコンとは違い、すべてにおいて自己責任ですし
ふぐ号が起きたとしても自分ですべて対処しないといけません。
自作パソコンのメリット
自作パソコンを作るには、パソコンの知識が必要になります。
ただ、知識がないからと言って
挑戦しないほうがいいというのではありません。
「挑戦したい」というなら、自作パソコンに挑戦しても良いのでしょうけど
それなりの覚悟が必要ということなのです。
また自作パソコンを続けていると余ったパーツや使用中のパーツを軸に
一部の新商品に付け替えるということも可能になります。
こういう部分は、BTOメーカーにはないので
新旧のパーツをごちゃまぜに組み立てられるのも
自作パソコンの魅力なのかもしれませんね。
自作パソコンのデメリット
自作パソコンは、自由な時間を持っている人に最適といえます。
毎日が忙しくて組み立てている時間がないという人は
余り自作パソコンに向いていない可能性が高いですね。
自分でパソコンを組み立てていくのは
自分で考えてパーツを取り付けていく必要があるので
思わぬトラブルが発生することもあるでしょう。
CPU、マザーボード、メモリ、記憶デバイス(SSD・HD)、冷却ファン、グラフィックボード(必要であれば)
電源、pcケース、マウス、キーボード、etc….
パソコンの動作に必要なパーツを
一つ一つ買い揃えていく必要があります。
自作パソコンを組み立てる場合は
わざわざ自分の足で実店舗に行く人は
今の時代は少ないかもしれません。
ネット通販で買う場合は、パーツの納品日が統一であるほうが
作業がスムーズに行うことができます。
納品日がバラバラだと、組み立てる作業に
時間がかかったり、作業ができなかったりする場合も考えられます。
当たり前の話ですが
自作パソコンは保証も何もありません。
すべてが自己責任です。
BTOパソコンと自作パソコンとどちらがお得？
BTOパソコンと自作パソコンのどちらがお得なのかは
人によっても違いがあります。
毎日が忙しくて組み立てる時間がないという場合や
そもそも組み立てる自信がないという場合はBTOパソコンを買ったほうが良いでしょう。
時間的に余裕があり、いつでも組み立てができるという人は
自作パソコンを作り上げるという選択肢もあります。
最終的なお得度と言えば、自由度の高い自作パソコンになりますが
すべてが自己責任でトラブルが発生しても自分で解決するしかありません。
自分で解決することができる人は
自作パソコン一択でも良いのではないでしょうか。
自分でトラブルを解決できる自信がないという場合は
BTOパソコンを選択肢に検討するほうが賢明だといえるかもしれません。
まとめ
まとめ的に、BTOパソコンと自作パソコンのどちらかを迷うのであれば
現状「時間があるのかないのか」で判断するほうが良いでしょう。
時間があり組み立てもできるという人の中で
自分でどんなトラブルでも解決できる人が
自作パソコンをチャレンジするほうが良いかもしれません。
組み立てる時間があるけど、トラブルは解決できないという人は
パソコン工房の「パソコン組立キット」を検討するのも良いでしょう。
パソコン組み立てキットは自作パソコンと同様に
一つ一つのパーツを自分で組み立てていきます。
ただ、必要なパーツはキットとなっているので
買いそろえる必要がありません。
各パソコン工房の店舗でも、サポートをしてくれるので
安心して組み立てができますよ。
基本的に、毎日が忙しくて組み立てなんてしている時間がないという場合や
組み立てる自信がないという場合は、BTOパソコンを買うほうが良いかもしれませんね。
